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ショタコンのゆりかご・4
〜ゆりかごは方舟に〜

傍注九
前述(傍注五)の笠倉出版社による作品群刊行以前、耽美或いはJUNE
側からショタコンと言う感覚についての言及は、本文でも述べた様に
少なからずあった。
参考資料として1997年に刊行されたマガジンマガジン社発行のJUNEレ
ーベルの雑誌二冊を挙げたがそれ以前にも1984年には「JUNE」(いわ
ゆる『大JUNE』。B5版。サン出版刊行)誌上で二つの動きが確認され
ている。
一つは1月号(通巻14号)巻末の編集後記において編集子・(尚)氏が
自らのアニメ鑑賞姿勢に対し、「ショタコンしてる」と言及。
また、三月号(通巻15号)・読者イラスト投稿欄137ページにおいてペ
ージの三分の一程度ながら「ショタコン特集」が組まれている。
恐らくこの辺りでJUNEの概念の中にショタコンと言う感覚が取り込ま
れ、それまであった少年愛感覚とは別に作用する様になったのではな
いかと考えられる。(些か強引な言い方をすれば第三回で言及した同
人誌『THE SYOTAROH』を指してJUNEに取り込まれたショタコン感覚の
再認の書と考える事も出来るだろう。それが更にJUNEに再吸収再構築
されたものが参考文献の雑誌二冊であるとも強弁できる。)
また、他社刊行の小説誌においても言及はある。
本編1の傍注四でも提示した『小説イマージュクラブ』96年7月号(コ
アマガジン・96年7月1日発行)ではコラム「唐沢俊一の美少年輪廻転
生」(78〜85ページ)を含む特集『愛と怒涛の偏見情報・アニメバー
ジョン』でショタ嗜好に照準を当てており、掲載作品にもショタ傾向
が散見される。
因みに二見書房刊行『シャレード』96年3月号【通巻13号】及び97年
5月号【通巻20号】において男性作家・真道寺軍によるショタ小説が掲
載されているが、彼は97年5月号掲載のインタビュー(171ページ)文
中において自分が影響を受けたのは「ここ四、五年の、男性向け美少
女コミックにおけるショタブームで、少年×少年にずっぽりはまり込
んでしまいました。」(引用部分ママ)と述べている。

『JUNE』通巻14号(84年1月号) 『JUNE』通巻14号(84年1月号)

『JUNE』通巻15号(84年3月号) 『JUNE』通巻15号(84年3月号)

小説イマージュクラブ・96年7月号 小説イマージュクラブ・96年7月号

『シャレード』通巻13号(96年3月号) 『シャレード』通巻13号(96年3月号)

『シャレード』通巻20号(97年5月号) 『シャレード』通巻20号(97年5月号)



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