ショタコンのゆりかご・4
〜ゆりかごは方舟に〜

傍注二
『ショタコミ』創刊以降に発足した。
シリーズの大部分は同社の持つボーイズラブ用レーベル
「ダイヤモンドコミックス」内においてB6版・〈成年コミック〉
マーク付記無の扱いを受けているが一部例外がある。
成人コミック用レーベル「別冊エースファイブ(AV)コミック
ス」より刊行されたアンソロジー『少年愛の美学』掲載の
作品をまとめた単行本については「ダイヤモンドコミックス」
内の刊行とされ、版型はA5版である。
又、秋緒たかみ『ぼっきーず』のみについては「エースファ
イブコミックス」より刊行され、シリーズ内で唯一〈成年コミ
ック〉マーク付記の本となっている。版型はA5。
このゆらぎは「ショタ」をボーイズラブの一種としてとらえるか
成年コミックの一種としてとらえるかという認識の競合に
よって発生したものであろう。

 ショタコミpetit (B6版/06.4.5初版/松文館) ショタコミpetit (B6版/06.4.5初版/松文館)



傍注二・補足
松文館のボーイズラブ・ショタ作品レーベルの推移を以下
関連分のみ参考に略記する。

別冊エースファイブコミックス;成年コミックマーク付記無
当初A5版のみ。後にB6版のものも刊行され、徐々にそち
らが主流となる。ボーイズラブとショタの区分刊行無。

マークとして「SBKC(松文館コミックス)」が登場。
しかしレーベル名は変わらず「別冊エースファイブコミックス」。
ボーイズラブとショタの区分刊行無。

ボーイズラブ専用レーベルとして「ダイヤモンドコミックス」
成立。一次創作は元より二次創作アンソロジーもこのレー
ベルの下刊行される。この時点でもまだショタとボーイズラブ
の区分刊行無。以下現在に至る。



***窓を閉じてお戻り下さい***